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M&A動向とレポート

M&Aは世界的政変に阻まれず

マージャーマーケットの2016年世界・地域別 M&A レポートによると、世界の2016年通期 M&A は計1万7369件総額3兆2000億 US ドルとなり、出だしで躓き激動の政治状況が終始したにもかかわらず、案件額でマージャーマーケット史上第3位を記録し幕を閉じた。

2015年の過去最高額4兆 US ドルに続き、昨年は金額で前年同期比18.1%減、件数で670件減となったが、これは世界的な M&A 意欲のわずかな減少を示したに過ぎない。

破壊的な出来事を見越して案件が殺到した。6月に英国が国民投票で EU 離脱を決め、11月に米国の大統領選でドナルド・トランプ氏がまさかの勝利を収めた。こうした出来事を受けて、市場全体で不確実性の高まりが続く。

米国は過去2番目に高い金額――総額1兆5000億 US ドル――に達し、M&A が最も活発な国となった。件数は計4951件。米国にとって計5298件総額1兆9000億 US ドルを記録した2015年が唯一、例年より多忙な年になった。AT&A(NYSE:T)による1051億 US ドル規模のタイム・ワーナー(NYSE:TWX)買収、Level 3(NYSE:LVLT)による345億 US ドルでの CenturyLink(NYSE:CTL)買収、ゼネラル・エレクトリック(NYSE:GE)の316億 US ドル規模のベイカー・ヒューズ(NYSE:BHI)案件を掲げ、大統領選が近づくにつれて勢いが増した。

昨年の3大案件に米国企業が参画。上位3位を飾ったのは、前述の AT&T によるタイムワーナーの買収、それに続くバイエル(ETR:BAYN)の634億 US ドル規模のモンサント(NYSE:MON)買収と Sunoco Logistic Partners(NYSE:SXL)による514億 US ドル規模のEnergy Transfer Partners(NYSE:ETP)買収だ。後者2件はインバウンド活動の急上昇を際立たせた。米国企業の外国企業への売却は過去最高の総額4505億 US ドルを記録し、2015年ピークの4440億 US ドルを1.5%上回る。中国企業による米国企業の買収は総額636億 US ドルに達した――前年の119億 US ドルから5.3倍増。

ブレグジットが昨年の欧州の取引を妨げた最大要因となった。欧州は金額で2015年比で10.3%縮小した。計6756件総額7974億 US ドルを記録した欧州の M&A は――米国同様――金額で2期連続の減少となったが、インバウンドは史上最高の水準に達した。全体を見ると、欧州の買い手は同大陸で計1280の資産の獲得に合計4107億 US ドルを費やした。この額は前年比で35.6%拡大した。

6月の英国の EU 離脱投票の後のポンド暴落やユーロ混乱を受けて、欧州の昨年の4大案件それぞれに米国とアジアの買い手がかかわった。英国の EU 離脱投票からわずか数週間でソフトバンクグループによる302億 US ドル規模の英国の ARM(LON:ARM)買収が発生し、英国企業の脆弱性が現れた。21世紀フォックス(NASDAQ:FOXA)がまだ保有していないスカイ(LON:SKY)の残りの株式60.9%の取得に224億 US ドルを年末に提示した案件も同様に、ポンド下落に対する反応に起因するものだ。ルパート・マードック氏が所有する21世紀フォックスが負担するコストは、投票前にこの取引が成立したと仮定した場合よりも15%低いだろう。

アジアの買い手は欧州をめぐる政治不安を最大限に利用し、とりわけ米国と中国でアウトバウンド活動が急増した。中国のアウトバウンド M&A は計372件総額2066億 US ドル――2015年比118.7%増――となり過去最高を記録した。昨年の買収ブームの中でも欧州と米国で多数の案件が成立したが、中国の規制当局はそれ以降、20億 US ドル以上のアウトバウンド案件を厳重に取り締まる姿勢を示すことで資本逃避の減少へと移行した。これを受けて2016年最後の2カ月間に活動が大幅に急減。意欲が続くなか、今年は中国マネーの行方を決定づける上で規制政策が重要な役割を果たす可能性が高いだろう。

アジア(日本除く)の活動全体は総額6588億 US ドルに達した。これは2015年比で25.5%減少したものの、マージャーマーケット史上2番目に高い金額となった。

インドも目立った。昨年は金額で90.5%の伸びを示した。計388件総額645億 US ドルを記録しており、多国籍企業がインド展開の拡大に意欲を膨らますなか、今後1年間に化学品業界で案件数がさらに増える見込みだ。

出典:M&A undeterred by global political upheaval-Mergermarket Analysis (http://www.mergermarket.com)

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